これはぐおじあと祖父の体験談…
※記憶が曖昧な部分は多少創作が入ってます
祖父は病気をして仕事を引退してからは居間でテレビを見るのが日課だった。
ある時風邪を引いたぐおじあが学校を早退してきた。
祖父は足腰が弱く、二階に上がるのが大変なためぐおじあを居間で寝かせていた。
祖父が用事で席を外していると、
風邪で朦朧としているぐおじあの耳に足音が聞こえて来た。
トットットット
足腰の弱っている祖父は摺り足で歩いていたのでこんな軽快な足音は出せない…
トットットット
足音は廊下を行ったり来たりしていた…
しばらくして祖父が戻った時にぐおじあは祖父に尋ねてみた。
「誰かの足音してるけど誰か居たの?」
祖父はそれを聞くと事も無げにサラッと返した
「俺が一人の時もいつも誰か歩いてるんだ」
結局誰が歩いているかは分からなかった…
p.s.
もしかしたらひとつ前の話と何か関連があるかもしれないと思った事があります。
[怖い話]第04話 空き部屋の住人
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