レンタルサーバー契約変更(DTI ServersMan@VPSにてRedmine構築失敗)

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検証用のレンタルサーバー(VPS)を契約し直しました。

【移行元 -> 先】
(元)DTI ServersMan@VPS Standardプラン
(先)お名前.com VPS(KVM)2GBプラン

【理由】
Redmineが構築できなかったから

【経緯】
Moodleの構築時にも感じていたのですが、DTIのServersMan@VPSは仮想化のプラットフォームがOpenVZなので全インスタンスでLinuxカーネルを共有しており、一部実行できない操作があります。

OSの根幹にかかわる更新はできませんし、当然OSの変更もできません。

とはいえ、今までさほど問題はなかったので契約し直す予定はありませんでした。

しかし今回Redmineを構築しようとしたところ、「yum install httpd-devel」に失敗しました。

調べてみると、どうやらinitscripts関係が更新できないようになっている様子。
(参考ページ:yum updateでエラー「Error: systemd conflicts with initscripts」
yumを使わない方法や「–skip-broken」を付けた更新も検証しましたが、上手くいきません。

というわけで最終手段として、「/etc/yum.conf」の「exclude=initscripts*」をコメントアウトして「yum install httpd-devel」を行いました。当然サポート外の操作なので、最悪の場合は初期化で対応する覚悟です。

案の定、無事httpd-develは入りましたが、systemctlが動作しなくなりました。アップデートした際に最新になったソフトと更新できなかったinitscript系のソフトが異常を引き起こしている様子。「yum update」を行っても状況は変わらず、initscript系は更新に失敗します。

そういえば検証用だったのでスナップショットなどのバックアップもとっていませんでした。初期化してOpenVZで構築できる方法を頑張って探すことも考えましたが、労力と今後の事も考えると頑張る気にもなれず。

という経緯で、KVM環境に移動する運びとなりました。

OpenVZは格安VPSの代表でしたが、現在ではKVMも大差ない価格で契約できます。KVMの方が新しく、主流の仮想化技術です。用途によるとも思いますが、私は色々と検証などを行いたいのでKVMの方が何かと都合がよいです。

色々調べてみた結果、移動先の候補は以下3つとなりました。
①さくらのVPS
 →サポート体制がかなりいい様子。必要な機能はあった。今後色々展開していくと期待できる。料金が他より高めなのと、現在割引等はやっていない様子だったので今回は見送り。
②お名前.com VPS(KVM)
 →ややサポートに不安との噂もあるが、商用で運用しないので問題なし。性能に対して、料金が抜群に安い。スナップショットやドメイン名、OSの自由選択等、必要な機能がある。第一候補。
③GMOクラウドVPS
 →性能や月額は良さげ。ただオプション料金ぽいのがいっぱいあって、実際に支払う料金がよく分からなかったので却下。

というわけで、「お名前.com(KVM)」を月単位契約でしばらく使ってみて、問題なければこのまま使う方針としました。サポート面や今後の展開によって「さくらのVPS」を検討、といった感じです。

というわけで今後の検証記事は「お名前.com(KVM)」環境にて実施したものになります。

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