ネット上には幾つか情報を載せてくれているサイトが存在しますが、時々困るので自分用の備忘として。私が操作しているOSはCentOS7です。
対応自体は基本的に以下のサイトの通りに作業すればよかったのですが、キー配置で入力できないキーがあって困ったのでメモ。
【参照URL】コンソール機能を利用しシングルユーザーモードでログインする事は可能ですか（CentOS7） ニフクラFAQ
複数人の練習用にサーバーを提供しているので、sudoを許可すると「sudo passwd」みたいな感じでrootユーザのパスワードを変えられてしまうことがあったりします。（ちゃんと/etc/sudoersの権限を設定していれば避けられる事態なのでしょうが）
その際、自分用のsudo許可ユーザを用意していなかったりすると、シングルユーザモード起動で対処することになります。
しかも仮想環境に作っているLinuxの場合、再起動してシングルユーザモードで起動する操作はブラウザ経由のコンソールで行うことになります。PCによってはキー配置で＝が使えないなどの状況に陥り、そこそこ時間を取られるので記録を残しておきます。あと参照情報がFAQサイトなので、いずれ消えたら困るためメモ。
【手順】
①コンソールを開いたら、すぐGRUBによるOS選択画面でeキーを押す（間に合わなかったら再度起動し直す）
②編集画面の（恐らく）下から２行目の記述を以下のように編集する
＜編集後＞
rhgb quiet LANG=en_JP.UTF-8
＜編集後＞
quiet rw init=/bin/sh LANG=en_JP.UTF-8
※この際、=キーが使えない場合は差し当たって一旦LANGの記述部分の＝をinitで利用する（LANGの設定はなくなるが、パスワード変更は問題なく行える）
＜編集後（=キーが使えない場合）＞
quiet rw init=/bin/sh
③「Ctrl」＋「x」を押し再度起動を行う
※ローカル操作の場合などはbキーで起動させていたが、仮想環境のコンソールでは変更が反映されない様子
④シングルユーザモードで起動したら、パスワードを変更する
コマンド
passwd
⑤以下のコマンドで起動プロセスを実行
コマンド
exec /sbin/init
※ローカル操作の場合などはexitで抜けて以降の起動を待っていたが、仮想環境のコンソールでexitを使うとフリーズする